闇を蒔く 作品紹介


◎『闇を蒔く ~屍と書物と悪辣異端審問官~』

『闇を蒔く ~屍と書物と悪辣異端審問官~』は過剰な正しさをテーマとしたマジョリティとマイノリティ、現代にも続く魔女狩りを扱った作品。

深淵に魅入られた少女達が、魔女、異端審問官、権力、革命勢力に翻弄されながら心の闇を武器に生き抜く様を、廻天百眼ならではのきらびやかなロックオペラ、過激な拷問シーン、ケレン味溢れる殺陣とダンスで描く。


◎あらすじ

~心の闇の深さを武器に、少女たちの戦いが始まる~
己の心の闇が記述された[書物]。
[書物]によって呼び出される[屍]。
[屍]の強さは、闇の深さに比例する。

敗戦国エコクの貧民街に暮らすヱリコとマリサの姉妹は、実の母親に借金取りのラハブに売られてしまう。
連れ去られる道中、姉妹の下に深淵が現れると書物を託す。
書物を使い屍を呼び出した姉妹はラハブを殺し借金取り達から逃走。
その時、テッサリアの魔女エンプーサが現れ、姉妹を魔女たちの寺院へと誘う。
だがその寺院もまた、戒律と罰に溢れた恐ろしい場所であった。
一方その頃、ラハブの妹、ニーナの下にも深淵が現れる。
寺院にて戒律に怯えながらも仲間を告発し生き延びるヱリコとマリサ、貧民をまとめあげ革命を目指すニーナ。
心の闇の深さを武器に、少女たちの戦いが始まる。